NSFW
NSFWは、それほど日本では一般化した言葉ではないが、英語ではNot Safe for Work(あるいはNot Suitable for Work)、つまり「職場ではちょっと・・・」というもので、他人に見られたらまずいような猥褻な画像データなどや、それを掲載するサイトなどへのリンクへの総称のことだ。
WIREDの、やはり今月もNSFWサイトがヒット数が多いという記事を読んで、あいかわらずの状況だなと思ったところだ。
しかしNSFWというアクロニムというのは、Not Suitable for Workという意味で考えると、最近発覚した再生紙の古紙の含有率の偽装などは、せっかく職場などで「グリーン購入」などをやってきた多くの人の信頼を裏切るもので、まさにNSFWだ。さらに言えば、家庭や学校でも紙のリサイクルをやってきた子供たちを含めた人々をも裏切ることでもある。
紙リサイクルという、リサイクルのリード役のような部分での偽装は、環境と経済について考え、活動してきたことへの、大きな背信であり、企業モラルとしても最悪の部類だろう。
デザインという観点からするとマテリアルの特質はデザインにとっての重要なものであり、この段階での偽装はデザインの根本に関わるものだ。だが、ここであらためて、「リサイクル紙を使っているから」というレベルでのデザインでは、エコロジカルなデザインにはならないということも言えるかもしれない。
リサイクルあるいはサステナブルというのは、自主的な、ボランタリーなもので成り立つもので、リサイクルに乗じて偽装して利益をあげるというようなことは、その前提をないがしろにするものだ。
ボランタリーな「善意」の活動というものを重視しなければ、社会が成り立たくなるという危機がある。
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