ライフスタイル
世界の様々な地域、過去から未来までを範囲としたライフスタイルを考察していて、ここのところ気になる傾向は、意識と行動に地域や年代などでかなり差があることだ。
日本のメディアでは紹介されないというか、状況としてもまるで別世界の話のようだが、欧米の若者はかなり先鋭化してきていて、その気分はアナーキーで、反権力的なものが強くなっている。
若者が火炎瓶を投げていたのは、日本では、すでに老齢期にさしかかった人たちが若いころにあったような過去の話だが、逆に欧米では、いまも旬だ。
黒いパーカーにキャップ、サングラスとマスクという、いわゆるBlack Blocのスタイルは、アナキスト、アナルコ・サンジカリストの若者達を象徴している。
反資本主義、反国家、反ファシズム、それに反貧困や様々なテーマが続く。そして自治。
なぜアナキズムなのかというと、あるべき社会状況を想定するよりも、最小限の問題から実感としてあるものから解決していくことを立脚点としているからだと思う。
世界のライフスタイルは多様で、バブル経済の渦中にあるところもあるし、戦争の渦中にあるところもある。富豪がいれば餓死寸前の人もいる。場所だけでなく、年齢によっても、人々の意識は大きく異なるかもしれない。
ベルリンの壁が崩壊して20年経った。これは「自由」の勝利であると同時に、まるで資本主義の勝利のように言われたりするが、そういうものなのだろうか。
経済の上昇と、人々の暮らしはまた別のものになっている。企業の利益の回復の背景には、多くの失業者がいる。企業利益が経済の指標であるのはおかしい。
違うやりかた、違う世界のあり方を考える。あるいは違うライフスタイルも可能だ。
